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2006-12-05検索の隣:連続する交換

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ネットラジオサービスのPandora

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好きな曲やアーチストを指定すると、そのサウンドを元に自分専用のラジオ局を100個まで持てるというサービスです。ライセンスの制約があるため、Pandoraはリスナーが指定する曲を配信することはないけれど、代わりにその曲の遺伝子(ミュージック・アナリストと呼ばれるPandora社員が実際に曲を聴いて判断・記録したメタデータ)を持つ別の曲を配信するとのこと。これは、なかなか光の当たらない楽曲を人々に紹介する方法として Westergren氏が開発した手法だと、CNETで詳細に紹介されていました。


単語置換サービスのWord Replacer

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百式で見つけたサービスで、「登山愛好家のために書かれた登山マニュアルに<間違えやすい>とあった場合、素人が読むときには<素人だったら絶対間違える>と読み替える必要がある」という例を挙げて、見る人の知識レベルに合わせた適切なギャップ調整を行うのに役立つサイトとして紹介されていました。


韓国のSNS:cyworld

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ミクシイの日記で知った韓国のSNSサービス。ググってみたら日本でも一年くらい前からサービスを開始しているらしいです。日本上陸時の報道は結構あったみたいなのに、気がつかなかったです。


「連続する交換」

以前にエントリーしたDietTelevisionサイトとこの3つのサービスを眺めていて、ネットがコミュニケーションを支援する方法をまた一つ獲得しつつあると感じました。

コミュニケーションモデルというと、真っ先にシャノン・ウィーバー・モデルやシュラム・モデルが浮かんでしまう私はすごく古い人間ですが、ずっと以前にコピー機のユーザーインタフェースデザインをやっていた頃は、こうした「コミュニケーションは伝達である」的なシンプルなモデルを使って仕事しててもそれほど違和感ありませんでした。でも今はとりあえず「コミュニケーションは連続する交換プロセス」だって考えておこうと思ってます。


●PandoraとDietTelevisionについて

「検索」という行為は、普通ある一つの対象物を探すことだし、検索効率というのはどれだけその一つに正確に素早くたどり着けるかを指すのだけど、 Pandoraは検索語として入れた曲にたどり着けないことが前提。その代わりに経験量豊富なプロによって文節化されメタデータの付された曲群がシステムによって編纂されて提示されます。

ユーザーは、知っている曲を手に入れるためではなく、知らない曲を手に入れる為に探すのだし、自分のラジオ局に流されるべき曲をシステムに対してチューニングすることによって、その向こうにいる自分のラジオ局のリスナー(自分一人かも知れないけどね)に届けています。一方で、Pandoraは放っておいたら誰の耳にも届かないかも知れない埋もれた曲をこうしたシステムにはめ込むことで、おそらくはそれを求めているユーザーとその先のリスナーの耳に届ける訳です。

アマゾンの場合とちょっと違うのは「アノニマスな購入結果としての量」で勝負していないこと。専門家の耳が入ってるってところに、コーヒーハウスや茶の湯の経済文化空間の匂いがしませんか?

DietTelevisionはやや量勝負的な感じもしますが、基本的なサービサー評価にはおそらく専門家の手が入っていると思います。


●Word Replacerについて

このサービス自体は非常にシンプルなものですけど、こうした考え方は、コミュニケーション相手の知識レベルに合わせたギャップ調整というだけじゃない可能性をたくさん秘めていそうです。


●cyworldについて

まずは、アイテム課金を自分のモノに対してだけ行うのではなく、プレゼントとしての流通構造を用意しておいて活性化させるって、なんてすごいアイデア!と感嘆しました。ミクシイで日記を書かれていた方は韓国駐在の方で、「韓国では、実際にもしょっちゅうお土産とかプレゼントとかあげ合う」と書かれていましたので、韓国文化そのものを上手く取り入れてあるのだという点にも気づかされました。

さらに、サイワールドにはアーチストHPが用意されているのを見て、もう一度驚きました。Pandoraのコンセプトにも少しだけつながるものがありそうです。

韓国のサイトを見に行って更にびっくり。その濃さにくらくらします。ミクシイはまだまだ玄関先のコミュニケーションかも。サイワールドは実名登録が基本という事情も含め、ミクシイは深く接触しすぎずに済むあたりが日本人に受けるのかもしれません。