Hatena::Groupoval-plan

思考地図:OVALPLAN このページをアンテナに追加 RSSフィード

2007-06-03間掛かり物語その2

OVALPLAN20070603

[][] 間掛かり物語その2 - 思考地図:OVALPLAN を含むブックマーク

「間取り」という誂え


 「今回はちょっと遊び心を起こして住宅の間取り図を描いてみました。ところでこの「間取り」という言葉、インタフェイスの世界では使われませんが、住宅設計ではとてもよく見聞きします。ひととものをつなぐ大切な間掛かり語として注目してみましょう。

 この図をご覧になってのご感想はきっと「なんとも稚拙な間取りだなあ」というものではないでしょうか。玄関ホールがそのまま廊下に続いていて、そこに左右に各部屋がただ並べられているだけ。家族が暮らす家なのにまるで学生下宿屋のようで、豊かな営みが生まれてくるように見えませんね。

 間取りという言葉には設(しつら)えの意味もありますが、「そのひと」に向けた誂(あつら)える指向より強く感じます。この間取り図からはおよそ何の誂えも感じ取れないと思います。

 実はこの間取り図はある名高いとても居心地のよい住宅の各部屋をそのまま並べ替えたものです。要素的にはまったく過不足はないものの、間取りにこめられた誂えを無くした極端な例にしてあります。いや、さらに悪意をこめて配置し直した、と言ってもいいかもしれません。なぜならこの配置はよくあるWEBホームページに倣ったものなのです。

 そういえばなんとなく似ているなあ、と感じられるでしょうか。次回はもとになったさる名高い住宅の間取り図をお見せして、インタフェイスが抱える問題について考えてみます。