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2010-04-06閑話休題-日本人気質を利用して・・・

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「日本文化における時間と空間」加藤周一を読むと、もともと日本人はコンセプトを理解する素養は無い、と言っても良いかもしれません。残念ながら私自身もコンセプトらしきものを発想してはいたが、自分の力でハンドリングできるようになったのは、最近だと思います。なぜそういえるかというと、上記の本を読むと私自身が一喜一憂して自然と行動しているのは、コンセプトの反対にある感性であり情緒性に依存しているときが多いからです。上記の本で結論的に述べている「今=ここ」へのエネルギーは、コンセプトや俯瞰的なものごとを捉える姿勢を要求しません、と言うよりも拒否する力が働きます。

設計現場で「コンセプトとか意義なんてよいから早くやろうよ!!!」

とコンセプトレベルの話し合いはスキップが要求され、「今=ここ」に引っ張る力は抗うことのできない日本人体質であるようです。


ではこのままで良いのか、と言われると、何とかせねばならないと考えたいわけで、「日本辺境論」内田樹は、こうした日本人気質を指摘してきた先人、梅棹忠夫や丸山真男、司馬遼太郎、山本七平、加藤周一をもう一度読んで、日本人全員で「日本人はこうなんだよね!」と確認したうえで、だからもっとこうしようではないか、と戦略的に行動しようよ!と投げかけています。(最近のNHKの龍馬伝、坂の上の雲、などの番組はそんな視座が感じられます)


そうしないとまた「今=ここ」の空気に支配されて、あってはならない戦争や戦争まではいかなくてもバブル(と崩壊)や、政権交代しても相変わらず無駄ばかりしている日本の政治ショー、経済原理主義による税金の仕分け、諸々の愚かな風俗のような政治経済現場が相変わらず繰り返されることになる。悲しいかな既に何度も何度も愚かな社会現象が繰り返されています。そして日本企業の要であるはずのものづくりの現場でも、コンセプト無き海外追従一辺倒の価値基準が優先されている。


以前ブログで「日本人体質のきょろきょろも思考地図を使ってきょろきょろすれば、有益で共有性の高いきょろきょろができる」と書きました。このような方策、すなわち日本人気質を利用しながら賢くなれる仕組みを創っていけば良いかもしれない、と思うわけです。(ひょっとすると賛同者がいるかもしれないので、期待してますね)


同じように日本人気質である「今=ここ」を利用して、コンセプトが理解できてしまう仕掛け、が要りますね。今回書き始めた概念設計の事例でも、コンセプトってこんなメリットがあるのか~を理解してもらいたくて「10年品質のユーザインタフェース」とタイトルにしました。連載していきますので読んでくださいね。

日本の思想 (岩波新書)

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日本文化における時間と空間

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日本辺境論 (新潮新書)

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