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思考地図:OVALPLAN このページをアンテナに追加 RSSフィード

2012-02-15

[][][][]「空間の日本文化」オギュスタンベルクを読む─2 「空間の日本文化」オギュスタンベルクを読む─2 - 思考地図:OVALPLAN を含むブックマーク はてなブックマーク - 「空間の日本文化」オギュスタンベルクを読む─2 - 思考地図:OVALPLAN

「Ⅱ 情況・環境は一方で主体に対し、他方でそこから排除されているもの即ち外部に対し、高く価値付けられる。そこから場所中心─自己中心と言うよりむしろ─の傾向、外部に対する内部の優先という、一般的意味で内に向かう傾向が生まれる(高い人口密度と海外流出人口の少なさ、収穫率の高さと耕地の狭さ、小規模農業構造の執拗な存続、極めて高い土地価格、等々)。」


 ここでは、日本(人)は場所(土地)に対する異常なまでのこだわりについて指摘している。この場所へのこだわりですぐに思い浮かべるのは、全国の都道府県が集う─高校野球、国体、都市対抗、等々─スポーツにおける、極度な地元びいきの応援合戦がある。正直そこまで盛り上がるか〜と毎年正月開けに開催される女子駅伝で、京都を応援している自分を発見し苦笑してしまう。


 こうした地元へのこだわりは、隣国=外部に対する内部へと向かう過剰な傾向としてある、と日本的空間気質を指摘しているのですが、他でも同じ様な内向き指向の日本文化論も多く見受けるのでそうなのだろうと思うが、海外ではそうした生まれた場所、育った場所へのこだわりや、その地に根付いた文化というものが少ないというわけではないだろう。勿論場所を移動しながら生活する放牧型の民族は逆なのは分かるが、農業型の民族だって多くいるのだから、場へのこだわりが強い文化が日本固有のものとは言えない。ただ、その傾向が大陸文化と異なり狭い国土の島国であるが故の、他への逃げ場がないという意味での場へのこだわりが醸成され続けている、と言う事は言えそうだ。