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2012-08-18

[][][][]「空間の日本文化」オギュスタンベルクを読む─11 「空間の日本文化」オギュスタンベルクを読む─11 - 思考地図:OVALPLAN を含むブックマーク はてなブックマーク - 「空間の日本文化」オギュスタンベルクを読む─11 - 思考地図:OVALPLAN

「ⅩⅠ 居住域と社会の相対的均質性は、外側に対する内側の優先と結びつき、そこからあるレベルでは、社会的諸要素がほとんど等しいにもかかわらず(そしてほとんどが等しいが故に)、互いに相容れないことになる。この相互排除性は、社会的諸要素が一般的準拠点に基づくよりはむしろ、それぞれが隣の要素との相違で、偶発的に自らを律し、自己の行動を決定する中に現れる。この排除性は横に向かうが、垂直方向のものではない。それは、それぞれの集団があるレベルで見せる閉鎖状態(横には通じないこと)によって、また別のレベルで見せる開放状態(縦には通じること)によって具体的に現れる。」


 このⅩⅠでも「外部よりも内部への優先の結果、均質性が生まれる」とあった前回と内容的には繰り返している。余程オギュスタンベルクにとっては奇異に映ったのだろう。我々日本人にとっては日常の中にある生活習慣なので、「内部の均質性の維持と外部の排斥」という言葉で表されても、そのこと自体を気付きながら行動しているわけではない。がしかし、一旦そのような図式で外部と内部を俯瞰的に解釈してみると、思い当たるところが多々ある。


 [日本論]ブログで書いた「キョロキョロする日本人」http://oval-plan.g.hatena.ne.jp/OVALPLAN/20100406 も、つまるところ、外部の異変に対して内部の均質性を維持せねばならないとの文化性故に現れる挙動、といえるでしょう。そしてそのキョロキョロの結果現れる次なる変化は、オギュスタンベルクは「別のレベルで見せる開放状態(縦には通じること)」、すなわち上位レイヤーと下位レイヤーへの行動として現れる、といっています。


 その上下方向に関しては次回に述べられている。