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2013-11-04

「旧型から新型へ」[思考地図][日本論][小林] 「旧型から新型へ」[思考地図][日本論][小林] - 思考地図:OVALPLAN を含むブックマーク はてなブックマーク - 「旧型から新型へ」[思考地図][日本論][小林] - 思考地図:OVALPLAN

この半世紀余りで、JAZZとDESIGNは歩調を合わせるように薄っぺらいものへと変化した。JAZZの世界ではマイルスが生み出してきたようなスタイル重視から、スタイルが粉々にミキシングされたFusionへ、DESIGNの世界では構造と機能の重視から見た目やブランド価値へ、それぞれ変化していった。この変化をどう捉えたらいいのだろう。時代は流れていくものなので、昔の人間にとっては古き良き時代がなくなり、若者に受ける世界へ変わっていくもの。変化自体は昔も今も変わらず川の流れのように必ずあるもの、、、不可逆、ただそれだけなのかな〜と思っていたら、どんな旧型からどんな新型へ変化していったのかを分析した本が出ていた。「日本人には二種類いる-1960年の断層」岩村暢子、新潮新書は、60年生まれ以前と以後の世代間ギャップについて解説してくれている。


旧型=我々団塊世代は、戦後体制のパラダイムシフトに自ら積極的に参画し、生活における西欧文化の吸収を日常としてきた。しかし、その背景に流れる日本人的な精神や美意識、といった多くの日本人論で語られてきた意識構造は、日本人である以上忘れてはいけない大事な分母として生きてきた、と思っていた。がしかし、そんな通底していると思っていた日本的なる意識構造も、我々旧型=60年以前の生まれと以後=新型の生まれでは大きく分断されている、ということが上記著書によってあきらかにされている。具体的な社会事例を挙げながらの35種類という豊富な断面として解説されていて、概ね異存がない世代論だ。旧型と新型がお互いの理解を深めるためにもこの論を共有し、(恐らくデジタル世代の1990年〜2000年以降生まれの)次なる新型世代へ申し送りできる努力をすべきだと考える。そうすれば、無くすべきではない日本的なる価値観や意識構造をも(隔世遺伝的に)復興できる局面もあるのではないか、と期待しつつ我が子や孫世代と語って行きたいと思う。


本来のJAZZが生み出してきたスイングとは・・・

本来のDESIGNが生み出してきたファンクショナリズムとは・・・


今ここに聞いてくれる人はいなくても、未来に向けて書き残しておこう!