2009-07-31ネットワーク体重計
■ [健康関連][川上] Withings社のThe Connected Scale

フランスWithings社より新しい体重体脂肪計が発売されました。
スペックシートを見ると、センシング機能や精度といったハード面の性能は、今や、腕や脚といった部分別体脂肪を測定できる国内メーカ製品と比べると見劣りするものです。
しかし、人と対話する部分の機能は、フルドットでLEDバックライトのディスプレイによるリッチな表示、ユーザの自動認識機能などを備えた贅沢な造りとなっています。(その分、価格も129ユーロと贅沢ですが…)
こういった人と対話する部分を贅沢にする思想は、ソフト面でも同様のようです。
多くの体重体脂肪計には測定データを保存する機能がついています。保存されたデータは、機器のボタン操作で機器のディスプレイに表示することができます。ところがこの体重計では、測定毎にWifiでインターネットに接続し、測定データをネット上に保存、PCのブラウザやiPhoneからデータを閲覧するという仕組みになっているのです。
機器だけで見れば、過去データを閲覧できない低機能な機械となるのですが、全体でみれば、PCやiPhoneの能力を活用したリッチなUIを持つ、高機能体重計と言えるのではないでしょうか。
2008-02-05日本一周する歩数計
■ [健康関連][大草]歩数計

日本一周をバーチャル体験する歩数計の情報です。
第65回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2008で紹介されていました。
1日1万歩歩いて日本1周するのに7年かかるそうなので、
価格3360円ってことは、1日1.3円ですね(何が?)。
試作機としか思えないデザインですが、
3月31日発売予定だそうです。
2007-12-12「からだLog」コンセプト
■ [PROPOSITION2007][思考地図-周辺][健康関連][小林]

あらゆる個人情報を記録する米国防総省のプロジェクト「ライフログ」が2003年に発表されてから、様々なところで議論がなされて来たようだが、多くの場合PCや携帯電話といった情報的側面での取り組みが多いようです。
ここで提案する「からだLog」は、脳の働きとしての情報ではなく、身体に取り付けた様々なヴァイタルサインセンシングで得た記録データを蓄積し解析することによって、未来に対して有益なからだコントロールを実現していくことを目論むコンセプトです。
からだの反応や行動として「感じる」「造る」「働く」「学ぶ」の4つの観点からからだLogコンセプトを考察してみます。
2007-10-28音を連れて歩く
■ [健康関連][大草]街ナビ

展覧会で音声解説がある時には大抵借りるようにしていますが(写真:左)
最近は町中でも音声解説増えているみたいです。
美術館の端末利用料の相場は300〜500円くらいだと思うのですが、
東京ミッドタウンのユビキタスコミュニケータは、
「日本初ユビキタス」をうたっていて、たった6箇所で1,000円。(写真:中)
http://www.tokyo-midtown.com/jp/tour/index_ubiqui.html/
…なのに、大阪まちあるきはiPodダウンロードで無料。(写真:右)
大阪、意外に太っ腹ですね。
http://www.tourism.city.osaka.jp/machiaruki/index-m.html/
町歩きレベルだと、これにGPS機能さえあればユビキタス実現です。
町歩きしながら町解説を聞くのは
メタボ対策のモチベーション維持なんかにも
ちょっとは役立つかもしれません。
2007-09-24ダイエット
■ [健康関連][大草]ダイエット

岡田斗司夫さんのダイエットブログ
レコーディング・ダイエットのススメ http://putikuri.way-nifty.com/blog/
一年余りで50キロ以上落としたダイエット法の現在進行日記。
「記録をとる」+「晒す」系 でのはまり型ペルソナの象徴みたいな感じのブログです。
ついでに著書も。

- 作者: 岡田斗司夫
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/08/16
- メディア: 新書
- 購入: 45人 クリック: 675回
- この商品を含むブログ (578件) を見る
ダイエットに成功すると、服装・髪型・眼鏡などのおしゃれアイテムの幅が広がっていく…なんていうのも徹底して晒してあって、さすがです。
毎日の気づきにこんなのどうでしょう?
モーションセンサ搭載、インベーダーが踊る玄関マットというのが、engadgetで紹介されていました。
玄関マットとしてではなくて、メタボ予備軍中高年にはこれくらい派手なディスプレイが必要かも…って感じで、体重計のイメージで見ちゃいました。
きちっと正確に測定しようとすれば、毎朝同じ時間に服や靴の影響を受けない同じ条件での測定が必要でしょうけど、出勤前と帰宅時の比較なら玄関マットだって構わないような気がします。○○.○kg…なんて出なくていいから、微増・微減を拾ってキャラクタがペカペカ光ってくれるといいかな…って。ついでに鞄の中の歩数計と通信して「頑張ったじゃん」とかインベーダー語で言ってくれると嬉しいような恥ずかしいような…。
「測定行為のさりげなさ」と「表示・表現の大胆さ」、何だか大切なことのように思いました。
2007-06-10運動プランを音声で組み立てるサービス
■ [健康関連][大草] primecondition:ユーザーがセレクトした運動プランを音声で組み立ててくれるサービス
![はてなブックマーク - [http://www.primecondition.com/:title=primecondition]:ユーザーがセレクトした運動プランを音声で組み立ててくれるサービス - 思考地図:OVALPLAN はてなブックマーク - [http://www.primecondition.com/:title=primecondition]:ユーザーがセレクトした運動プランを音声で組み立ててくれるサービス - 思考地図:OVALPLAN](http://b.hatena.ne.jp/entry/image/http://oval-plan.g.hatena.ne.jp/OVALPLAN/20070610/p1)
1)エクササイズと時間を選択して…
2)グラフで強度を調整して…
3)セットに名前を付けると…MP3に変換してくれて…
4)運動強度に合わせた曲と音声を聴きながらエクササイズを行うことができるというもの
百式で紹介されていました。
ナイキ+もそうですが、やっぱり運動と音楽・音声は相性がいい感じ。
音声のインストラクションがあるっていうのはすごくいい。ただ走るだけだったら要らないけど、ラジオ体操と同じで、案外「次はどうしろ・こうしろ」と言われた方が続きそうな気がする。息を吸いながらやったらいいのか吐きながらやったらいいのか迷わなくてすむし。
ファイルの公開モードがあるっていうのも、やっぱり一人でやるより誰かとつながってる感が欲しいあたりを見越しているんだろうな。タグをつけておこう…っていうのはどんな風に展開する予定なのか興味あるし。
曲を自分で選択しないでもいいのも、こういう場合は面倒じゃなくて結構いい。
久しぶりに見たらナイキ+のオフィシャルブログもかなり充実してきていました。イベントもいろいろやっているみたいだし、参加している人たちの個人ブログもいっぱいぶら下がってます。
2006-12-07メタボ退治PR
■ [健康関連][大草] 厚生労働相のメタボリックシンドロームPR

厚生労働副大臣のメタボ退治ホームページ
>>脳卒中や糖尿病など生活習慣病を引き起こすメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の予防の大切さを訴えようと、厚生労働省の副大臣2人が、ダイエットに取り組む奮闘記「副大臣のメタボ退治」を、同省のホームページで4日から始めた。
*1 <<
「美味しい食べ物が大好きな私にとりましては、大変きびしい努力が求められる」とコメントされている割には、ゆったりとした堅実な計画が立てられています。厚生労働省あげてのサポート付きで失敗はできませんもんね。
2006-11-26採血なしの血糖値管理
■ [健康関連][大草] 採血なしで血糖値管理

電気通信大学、松下電工などの共同研究チームは、針を刺して採血する負担なしに、血糖値を測定できる新技術を開発した。近赤外光を腕に当てる手法なので、1日に何度でも簡単にチェックできる。課題だった誤差を抑える手法を考案してメドをつけた。糖尿病や救急の患者の血糖値管理に便利とみており、今後改良を進めて実用化を検討する。
研究チームは電通大の山田幸生教授、北海道大学、関西学院大学など。近赤外光は波長1300ナノ(ナノは10億分の1)—1700ナノメートルの光。糖分のグルコースはこの波長の光を吸収する性質があるため、前腕部に光を当て、体内から戻ってくる反射を検出し吸収度合いを調べることでグルコース量を割り出す。計測時間は約10秒。
採血なしで血糖値を測定—電通大など開発 2006年11月24日/日本経済新聞 朝刊
実用化はまだ先ということですが、負担なしで短時間で測定可能なのはいいですね。
これだけメタボリック症候群についての報道があると不安を感じている中高年は多いと思いますが、はっきりした症状もないのに病院に行く時間がとれない世代でもあります。
発売時には高額でも、サーキット型ジムやコンビニなどの店頭に置いてあると気軽に利用できそうです。
川上
この技術が血圧計に組み込まれるようになるとすごいですね。。
>発売時には高額でも、サーキット型ジムやコンビニなどの店頭に置いてあると気軽に利用できそうです。
コンビニ用端末!
これ、血圧計など他の測定器でも重要な視点ですね。
増えている中高年のコンビニ利用者のためはもちろんですけど、健康管理に無頓着な若年層の目に触れることで新たなユーザ層開拓を期待できるでしょうし、計測中の画面でCMを流したり、結果レシートに広告が印刷したり、売りきりと異なるビジネスモデルも持てそうですね。
さらに、これらをダシに、大きく高精細な画面でUIをデザインできる!
いや、これはあくまでおまけですが。
2006-11-21ダイエット関連のmemo
2006-11-11ダイエットリコメンドサイト
■ [健康関連][WebDesign][大草] ダイエット手法のリコメンドサイト「DietTelevision」

DietTelevision ユーザーの志向に合わせたダイエット手法をリコメンドしてくれるサイト
ダイエットには様々な手法があります。様々な要因が失敗につながり、リバウンドを繰り返すことは何もしないより悪い結果を招くことさえあります。このサイトでは、様々なダイエット手法の特徴を分析してあり、ユーザーの希望を受け付けることで、どの方法がよりユーザーに合っているかをリコメンドしてくれます。(左図)
それぞれのメソッドを選択すると、より詳細な情報が表示(中央図)されるとともに、実際にそれを試したユーザーの意見を見ることができます。(右図)
現在紹介されているメソッドは47種類。自分にとって「やりたくないこと」をやらされるメソッドではなく、「やれるかもしれないこと」を中心に展開しているメソッドでスタートするのは、行動療法的にも推奨できそうです。
スライダーを移動させるというインターフェイスも、ユーザーの気持ちを感覚的に受け入れてくれる感じがあってうれしいし、一つの項目を変更する都度、リコメンドされるサイトの順位が変更されるのも、対象の全体像を見ながら自分の気持ち(何を一番優先させたいかなど)を確かめる事ができるのも、「多くのやり方がある中からどれかのメソッドを選択する」という用途には大変ふさわしいやり方ですので、他にも応用可能だと思われます。
レイティングデータの見方さえも性別や年齢層を指定することによってユーザーがハンドリングできる(左図左下)ことや、「LOVED」「HATED」はっきりと別けた上で他のユーザーの感想を見ることができる(右図)ことなども注目すべきです。
元々はTechCrunchというサイトで紹介されているのを見つけました。Web 2.0のサービスや企業を中心に紹介しているブログで、他にも注目すべき記事が多くありそうです。
「このローンチでよかったことのひとつは、スタート時点ですでに数百人のベータ版ユーザーがいたことで、おかげで集約(アグレゲーション)の仕組みが機能していることがすぐわかる。」
と書かれているように、リコメンドサイトにはベータ状態からユーザーの意見を取り込む仕組みを備えていることが必須だとも思いました。
大草新しいサービスを開発しようとしている場合、メーカーを縦断する比較&リコメンドサイトの評価項目は、新サービスをどういった位置づけにすべきなのかを検討するための指標としても使用できると思います。
仮に全く新しい仕組みのサービスであったとしても潜在市場規模が大きい場合、こうした比較サイトが登場することはWeb2.0の環境では必然です。わかりやすい特徴のある特化型のサービスに仕立てるのか、窓口の広い汎用型のサービスに仕立てるのかは、ますます重要な意味をもつようになりそうです。
また、ユーザーコミュニティは、企業内のコミュニティに囲い込まれた状態よりも、こうしたポータルなサイト内での方が活性化しやすいかもしれません。
ナイキ+アップルのような同じ機器を使用する同士のコミュニティと、もっと開いたコミュニティのどちらがどのように活性化していくのか、観察していくと面白そうです。
川上いくつかのトピックに分けますね。
・サイトについて
まさにSD法ですね。評価軸の設計の巧みさだけ(レビューもありますが)で勝負するという姿勢の潔さに感服です。これだけで大変強い競争力を感じますが、評価項目毎の簡単な説明/考え方の載ったポップアップとか、検索結果のサブジェクトをページ遷移なしで見れるとかすると、ユーザーとしてはより嬉しいでしょうね。
もし日本に持ち込むとするなら、これではまだ自由度が高すぎると思うので、もっと単純なモデルも欲しいとおもってます。評価軸に「どちらでもない」をつけるだけでずいぶん緩和されそうですけれども :-)
(国民気質云々もさることながら、ファーストステップとして有効かも思うのですが、いかがですか?)
ただ、XGAではみ出るほど縦に長いページデザインはちょっといただけないですね。動的な作りなだけに実に残念です。
・評価/比較する仕組みについて
僕自身としては、あまり重視しなくてもよい項目だと思っています。
というのも、有効性はもう本当にケースバイケースだと思うからです。
(観点は三つで、評価/比較する仕組みの妥当性・影響力、企画チームの状態といったところでしょうか。)
もちろん、本質を阻害しない限り、対応はどんどん盛り込むべきと思います。
・コミュニティの開放性について
これもユーザーに委ねるのが真のweb2.0かと :-)
逆にここまでユーザーに委ねることが出来れば、コミュニティサービスとしては大成功なんでしょうね。
・余談
はじめ、このサイトの「リコメンド」という位置づけに、ちょっと違和感を感じて、これは「カウンセリング」か「検索」だろう?と思ったんですが、それもあまり根拠がないことに気が付きました。
「リコメンド」と「カウンセリング」と「検索」って何が違うんでしょうね?
川上・サイトについて
お勧めされたメソッドが、my needsとどれぐらい合致しているかわかると、もっと嬉しいですね。
大草書き忘れていたことなど
・サイトについて
こういうインタフェースを持ってるってことは、ユーザーの購入動機だけじゃなくて、購入前の微妙な比較行為までもリアルタイムにとっても詳細に測定できるってことだったりもするわけで、これって範囲を限定しているから可能なことではあるけど、GoogleやAmzonがやってるアグリゲーションに、マーケティング観点でもちょっと上乗せしてるような気がしました。
>もっと単純なモデル
確かにそうですね。対象サービスの母数にもよるかもしれませんが、スタート時点ではあまり複雑でない方が嬉しい感じ。
(このサイトの微妙な項目設定にはくすぐられるものもあるんですが偏ってますし。「減量」だけに限って言えば「運動でなんとかしたい」「日常活動でなんとかしたい」「食事でなんとかしたい」の3項目に対して「はい」「どちらでもない」「いいえ」を掛けるだけでもそれなりにレイティング変わりそうだし。)
・余談
>「リコメンド」と「カウンセリング」と「検索」
「リコメンド」と「検索」については、運営側とユーザー側のどちらのスタンスで見るかの違いで、「カウンセリング」にはもう少し両者に責任が伴う感じかなぁと思います。
個々のサービスに対する分析手法がどうなってるのかを見ないとよくわからないですけど、多くの参加ユーザーの意見によって変動するのであれば、「カウンセリング」ではないような気がします。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/skillup/20070919/135293/
http://business.nikkeibp.co.jp/article/skillup/20071005/136955/