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2006-09-02Time UI

[][][GUI}Time UI─時間軸のインタフェース [GUI}Time UI─時間軸のインタフェース - 思考地図:OVALPLAN を含むブックマーク はてなブックマーク - [GUI}Time UI─時間軸のインタフェース - 思考地図:OVALPLAN

以前タイムユーザインタフェースとして携帯電話UIプロポーザルを描いたことがありますが、このコンセプトを次期MacOSが搭載します。

自分のデスクトップの履歴や検索した書類など、我々人は常に過去の自分の体験の中に知識や知識の芽としての情報を蓄えていて、ほっておくと消えてしまうのですが同じ体験を再現することができると、そこからナレッジへと結ばれる可能性が生まれます。


誰もが考えたことがある時間を遡るUIですが、実はこのことがもたらすパフォーマンスは想像以上に重要なのではないかと考えます。なぜなら、世界の博物館や図書館はこの時間スケールによってインデキシングされているからで、空間や概念的符号と同時に我々人は過去の時間体験の符号によって新たなる発想や思考を促されると思うからです。

90年前後にリニューアルされたルーブル美術館に行ったときに、展示室のいろんなところに展示物の案内目次があるのですが、それが年表として書かれていてすごく納得したのを覚えています。勿論ルーブルのインデックスは時間と空間です。


Appleサイトの先行プレビュー(Mac OS X Leopard)の最後の事例、iPhotoのところで右端のゲージが変化します。

ここらあたりが次なる進化への可能性を秘めたアイデアだと思います。すなわち、単に時間の遡りではなくタイムスケール認知の拡張性が予見できます。久しくナレッジ世界からは置き去りにされてきた[年表]すなわち時間スケールというUIが展開しうる新しい芽があると思いました。

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元々ユーザインタフェースはOS上で展開されるという宿命を負っていますので、様々なUI開発で展開された原理的な概念モデルはOSに吸収されていく運命にあります。というかOS誕生以来、MacOSといえどもこの20年ファイル階層構造以外の原理モデルは提供してくれていません。


本来OSが持つべきだった、もしくはOSがアプリケーションとして持つべきだったデスクトップ環境を考察していくと、我々UIデザイナーが提案すべき未開の地が広大にあることが分かってきます。


地球そして生命が誕生して以来気が遠くなる年月を得て獲得してきたこの目や耳、そしてそれらから得た信号の処理モデルを探索し、もっともっと人類や生命にとって創造的で楽しく優しいインタフェースにチャレンジしていきましょう。